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2019年12月5日

商船三井グループ子会社との闘い

大手船会社・商船三井グループの商船三井ロジスティクスで、港湾労働組合に2人が加入し、闘っています。

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 2人は2016年、勤めていた会社が事業譲渡され、商船三井ロジスティクスの雇用になりました。同社は一年後、移籍した社員を専任管理職という名ばかりの管理職にし、残業代を支払わないとしました。さらに19年7月、今度は基本給を大幅に下げる代わりに残業代を支払うと発表。今までの残業代未払いについては何も説明がありませんでした。

 会社の一方的な提案に「もう我慢できない」と港湾労組に加入し、団体交渉で未払いの残業代支払いと賃下げの撤回を要求。同社は労働基準監督署の是正勧告を受けて、専任管理職に対する残業代違反を認めました。残業代は二人を含むすべての該当者に支払われることになりましたが、賃下げは強行しました。

 この問題は、「働き方改革」が進められるなか、残業代未払いの労働基準法違反が発覚し、その違反逃れのために労働者に不利益を押し付けることで、違法状態の是正を強行したものです。「働き方改革」の主旨を歪曲して解釈したものであり、法令遵守と行政の指導を軽視している表れです。

 港湾労組は日本共産党の畑野衆院議員とともに厚生労働省、労働局に監査・指導を要請し、不当な賃下げ撤回を求めて闘っています。11月には横浜港3か所に横断幕を張り出しました。今後、ご支援ご協力をお願いします。

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