神奈川労連

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2018年2月7日

改憲NO!憲法を護り活かそう 「9条改憲阻止3000万人署名」を成功させよう

「戦争をさせない」憲法9条の力

 労働者の暮らしと仕事にも大きな影響を及ぼす、憲法改悪を許さないことが今年のもっとも重要な課題です。神奈川労連は春闘方針で、憲法の大学習運動を進めながら、「3000万人署名」に全力でとりくむことを決定しました。

首相の異常な執念

 安倍首相は、年頭記者会見で、「憲法改正の早期の国会発議の実現」、「今年こそ、憲法のあるべき姿を国民にしっかりと提示する」と改憲への執念を述べました。通常国会の施政方針演説でも「与野党に憲法改正案の提案を求める」とし、自民党両院総会では「とうとう憲法改正を実現する時を迎えた」と3月の自民党大会に「自民党憲法草案」を提示するとしています。

 戦後70年間守り続けた「平和憲法」の大転換を狙っています。

 日経新聞社の2000年以降毎年4月の世論調査では、憲法を「改正すべき」60%、「現状維持」30%でしたが、昨年は改憲45%、現状維持46%と拮抗しています。12年の第二次安倍政権発足以降、現状維持が上回り始めました。私たちの「改憲反対」の運動が世論を変えています。

署名が大きな力に

 全国市民アクションは、「安倍9条改憲阻止3000万人署名」をすすめています。改憲発議をストップさせる大きな力となります。5月末までに各組織が組合員と家族、そして地域での対話を重視して署名を集めましょう。

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 神奈川県憲法共同センターは、「署名付きはがきチラシ」の県内各地での配布、2月17日~19日の全県一斉宣伝、大規模宣伝などを計画しています。

 また、市民グループ「ユナイト平和街宣」に合流して毎月第三土曜日の桜木町駅前署名・宣伝活動をとりくんでいます。1月20日の行動では、学生や若者が署名し、高齢の方からは「アベの顔は見たくない、辞めさせよう」という声が寄せられました。対話が進めば進むほど、改憲阻止の世論は大きくなります。

ラジオ体操の場で

 各組織でも定例宣伝や学習会などが開かれています。建設労連の「100筆チャレンジャー」に登録したある方は、毎朝のラジオ体操に署名用紙を持って参加し、すでに100筆を達成して、さらに集めています。

 自由法曹団は「憲法講師派遣」をすすめ、各組織で学習会が開かれています。「3000万人」の憲法9条を守ろうの声を集めるには、従来のとりくみでは達成が困難です。各組織で、組合員一人ひとりが、憲法の大切さとくらしの中にいかすことを再度学ぶことが求められています。

 安倍首相の改憲は、これまでの権力者をしばる憲法から国民に犠牲を強いる憲法に変えるものです。戦争を再び繰り返してはならない、この思いは誰にも共通するものです。憲法を変えて戦争できる国に変えることは望まれていません。

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9条は131文字

 神奈川労連は、春闘方針で「憲法大学習運動」を提起ました。昼休みの時間帯や退社後などちょっとした時間を使って、「憲法リーフ」などの読み合わせ、憲法の大切さをみんなで話し合いましょう。

 「六法全書みたいなあんな厚い本を勉強するのはムリ」という声がありました。そうではありません。安倍首相がターゲットにしている憲法9条は131文字です。この文字が戦後70年間、戦争をさせない力となりました。世界に誇れる、世界からも評価される、憲法9条をもう一度読んでみましょう。

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