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ニュース・資料

2012年4月3日

2012年国民春闘ニュースNO.8

経営困難な職場でも賃上げ

≪フジイで13000円の回答≫

春闘要求に対して、各職場で回答が示されてきています。

厳しい経営状況にあるJMIU・フジイ支部では、昨年は賃上げがありませんでしたが、今年は「青年労働者が将来展望をもてるように」と要求したこともあって、13,000円の賃上げ回答を勝ちとっています。JMIUではその他にも、アイエスビー(6,872円)、池貝(5,906円)、日本高周波(5,264円)、川崎鋼管(5,096円)、日本ウェルディングロッド(5,050円)、三興製鋼(5,000円)の6職場で5千円以上の回答を得ています。また、6職場で昨年の最終回答を上回っています。今後、2次、3次の交渉で上積みをはかることにしています。

≪NOKではベア3759円≫

全国一般は、回答はこれからという職場が多いなか、NOK分会はベースアップ3,759円、定昇含めて9,553円の賃上げが回答されました。また、池上通信機では7100円の回答、油研工業や小田原エンジニアリング、高梨牛乳、日本新聞インキなどでも有額回答が示されています。

医労連は、6職場で有額回答が出されました。おおむね昨年並みの回答ですが、みなみ医療生協労組は昨年を約700円上回り、「介護職パート職員の定期昇給導入について検討中」との回答を得ています。ここ数年ベアを獲得している藤沢病院労組は、昼休みの決起集会などを開催し、「何としてもベアを勝ちとろう」と意思統一しています。同時に、経営状況の厳しさから、北央医療生協労組には「現時点で回答ができない」との文書が示されました。労組では、誠実に回答を示すよう求めながら、次回の期限までに回答が示されない場合はストライキも構えることにしています。

≪港湾労組は集団交渉で回答引き出し≫

港湾労組では、3月16日に集団回答交渉が行われ、「回答なし」の職場に対しては強く抗議し、今後、他の職場の分会役員も交えて団体交渉を行い、回答を迫ることになりました。また、労働協約に違反し、待ったなしの人員増員をしようとしない職場に対しては、「闘争宣言」を手渡し、ストライキも辞さないことを全店社経営陣の前で通告しました。賃上げ回答は全体として、前年より若干悪いことから、今後の交渉を強めることにしています。

建交労は、3月15日の全国統一行動日に職場要請を行い、回答の促進を進めています。回答引き出しはこれからの職場が多い状況ですが、団体交渉を集中する曜日などを決めて、毎週の団交で回答引き出し・上積みをめざしています。

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