神奈川労連

憲法を職場と暮らしに活かそう!あなたも労働組合へ!
トピックス

2017年3月6日

「闘いぬいた8年間」いすゞ争議解決報告集会

全国の仲間を励ました

 いすゞ自動車はリーマンショックを理由として、2008年末に1400人の派遣労働者・期間工労働者のクビを切りました。職場だけでなく住まいも奪われる労働者が労働組合(当時のJMIU)に結集し立ち上がり、マスコミでも大きく取り上げられました。

 いすゞの仲間の闘いに励まされ、全国各地で非正規労働者が声をあげ、神奈川でも日産や資生堂などの闘いのきっかけとなりました。

 この8年間の闘いにおいて、裁判闘争では最高裁でも不当判決が出され、地位確認は認められませんでしたが、その後も粘り強く運動を進め、会社側と交渉を重ねるなかで昨年12月に合意が成立し、争議が全面解決しました。

318-5

 解決を報告し、闘いの成果と教訓を確かめ、当事者として闘った仲間をねぎらうために、「解決報告集会」が2月17日に開催され、会場いっぱいとなる133人が参加しました。

大きな成果があった

 当該単産JMITUの生熊委員長は、「労働組合に加入して闘ったことに大きな意義があった」と述べました。

 鷲見弁護団長は、「期間工の553人全員について解雇予告を撤回させたこと、会社命令による休業中の賃金4割カットは違法であると認めさせたことなど、大きな成果があった」と強調しました。

 様々な方から、ねぎらいと激励の言葉が述べられ、最後に原告団があいさつ。

悲しみを乗り越えて

 松本団長は「みなさんのおかげで解決することができた。本当にありがとうございました」とお礼を述べました。

 五戸さんは、闘いの最中に亡くなった妻の写真を持ちながら、「3年仕事して、8年闘ってきた。支えてくれたのが家族だった」と述べ、佐藤さんも「亡くなった父親に報告できなかったのが心残りだが、解決は皆さんのおかげ」と涙ながらにあいさつし、大きな拍手に包まれました。

 最後に参加者全員で「がんばろう」を合唱し、今後の闘いへの決意を固めあって、終了しました。

新着情報

過去記事一覧

PAGE TOP