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2024年1月5日

「ストで要求現実めざす」 12月に神奈川県内で2つの組合がストを決行

 12月に神奈川県内で2つの組合がストを決行しました。

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(↑上の写真)遠方からも応援が駆けつけ、学生も支援した東海大キャンパス前のスト行動

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(↑上の写真)ユーコープ労組として初めてのスト行動に50人超が参加しアピール

学生も応援するスト

 一つは、横浜地区労に加盟する東海大学教職員組合です。労組は5月から、東海大学および関連機関に勤務するすべての職員・専任教員について少なくとも10%以上のベースアップ、定期昇給さえない非常勤教員には15%のベースアップを求めてきました。

 大学は「検討中」との回答を繰り返し、10月の団交でも見通しすら示しませんでした。この不誠実な団体交渉を打開すべく、12月6日に東海大学湘南キャンパスの門前でストライキ行動を実施しました。

 二人の非常勤講師が授業の15分間ストを行い、門前行動で、学生や教職員すべてにとってより良い大学にしたい、という強い気持ちが伝わる訴えをしました。

 この間、雇用問題などでストを実施した静岡や札幌からも支援が駆けつけ、また、付属高校である東海大相模高校の教職員組合(私教連加盟)の仲間も参加し、連帯しました。
 大学から出てきた学生や教員が、「応援しています」とビラを受けとり、数人の学生は「何か手伝うことありませんか」と話しかけてきて、そのまま行動に参加。学費が高い問題や先生の賃金を上げるのは当然だという、連帯のスピーチまでしてくれました。

 Ⅹ(旧Twitter)での反応も、激励の嵐で、東海大労組のポストは一晩で200万人を超えるユーザーに拡がり、NHKもニュースで報道するなど、社会的にインパクトを与えました。

初めてのストライキ

 もう一つは、ユーコープ労組のストライキです。労組は、春闘での確認も踏まえて、労働者が生み出した剰余金を年度末一時金として労働者に配分することを、秋闘で要求し交渉を進めました。

理事会の回答は、要求の10分の1という不当なものでした。労組は、スト配置通告を行い再回答を求めましたが、納得のいく回答がなかったため、12月12日に中央執行委員の指名ストを決行。

 当日は、ユーコープの理事会が行われる時間帯にあわせて、会場の最寄り駅である桜木町駅の広場で行動をとりくみました。マスコミも取材するなかで、ユーコープ労組の積委員長は「ユーコープ労組として初めてのストライキを行っています」とアピールし、道行く労働者からも注目を集めました。

 行動には、全労連や生協労連中央、神奈川・静岡・山梨の県組織、県内の他産別の仲間などが応援に駆けつけ、連帯のスピーチで訴えを行いました。

 ユーコープ労組では、スト決行を力に団体交渉での要求前進をめざしています。

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