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2022年12月8日

「2000人超の仲間が組合加入」秋の拡大月間

 神奈川労連は9月の定期大会で「組織の強化と拡大」を最重点課題に掲げ、とりくみを進める方針を確認しました。実践となる「秋の拡大月間」を設定し、各組織での運動を呼びかけています。11月25日現在で2,088人の仲間が新しく労働組合に加入しています。

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建設労連は昨秋を100人上回る1772人

 拡大運動を牽引する建設労連は、11月15日まで秋の拡大月間をとりくみ、拡大数1772人、拡大率3・39%、目標達成率56・25%の成果でした。目標を達成した単組支部は、浦賀建設、久里浜建設、高相建設の3単組と、神奈川土建の川崎支部・横浜鶴見支部・相模原支部・厚木支部・大和支部の5支部でした。

訪問・対話で

 コロナ感染が減少しているなか、出陣式や決起集会、イベント、統一行動などが再開され、役員の意思統一のもと訪問・対話など運動が展開され、前進を築きました。新たな国保料体系での魅力を力に、コロナり患者むけ国保料免除制度、CCUS登録はじめ組合の制度メリットを訴えました。特に、中小零細業者への負担増で事業継続の死活問題となるインボイス制度の廃止運動とともに、学習会を45か所(単組・支部)、推計1200人の参加で行い、制度への理解を深め、組合への相談を促進する力となりました。こうしたとりくみを前面に訪問・対話などを進めたことが大きな特徴です。

 神奈川土建は、一泊の組織活動者会議を復活させ、目標達成へ徹底した議論で意思統一をはかり、目標達成支部が昨年秋の2支部から5支部へ増え、拡大人数を大きく前進しました。横浜市連・建設横浜では、仲間の相談活動を軸に、昨年秋を上回る訪問行動を展開。川連では、全体として行動参加・訪問・対話のいずれも復調を果たし、結果に結びつけました。
 引き続き、組織拡大3か年計画初年度の1%実増をめざして、とりくみを強めることにしています。

新組合を結成・加入

 横浜地区労は10月に「アテネフランセ労働組合」の加盟を承認しました。同労組は、語学学校のアテネ・フランセ(東京都千代田区)で働く職員・講師で構成し、国籍問わず、パート職員でも非常勤講師でも、誰でも加入できる労働組合として今年9月に結成されました。

 フランス人講師のA氏は昨年10月に有給休暇を取得した際、同年12月に補講を求められ実施しました。しかし、その補講に対しての賃金が支払われなかったため、支払いを求めて労基署に申告しました。学校側は労基署から「賃金未払い」として是正勧告を受けましたが、学校側は組合員の「労働者性」を認めず、男性の契約形態は「業務委託」だと主張して賃金名目での支払いを拒否し、代わりに「補講の対価」として同額を支払うと提案してきました。

 さらに、学校側はA氏の子どもが通う保育園に電話するなどの圧力をかけ、教職員に不安が拡がりました。状況を改善するために、A組合員は、同僚の講師とともに労働組合を結成し、労働者性の確認、労働条件の向上をめざしており、今後の組合活動や運営へのサポートを求めて横浜地区労への加盟を申請しました。

建交労などでも

 建交労では、愛知県豊橋市に本社を置く有限会社ISBの厚木営業所で働く4人のトラック運転手が、県南支部に加入して9月に公然化しました。要求の中心は月額10万円以上の賃金下落の是正です。10月には第1回団体交渉を行い、厚木地区労の仲間も参加し支援しています。

 医労連でも11月に新たな組合を結成し、公然化にむけた準備を進めています。

各組織が対話で拡大

 年金者組合は、組合員や未組織の仲間が参加できる行事やサークル活動を再開させるなかで拡大を進めています。相模原東支部は、日帰りバス旅行の参加者が3人加入し、その後2人が加入して支部の拡大目標を達成。港北支部では、行事や年金相談、個人的つながりなど、あらゆる機会を活かして加入のお誘い・対話をするなかで16人の新しい仲間を迎えています。

 自治労連の三浦市職労では秋の中途採用者に説明会を行い、全員の加入を実現しています。県職労連では、中途採用者や4月の新採用者に粘り強く声かけをするなかで拡大に結びつけています。県国公の全労働では、非正規雇用労働者の集まりなどもとりくみ、拡大に結びつけています。

 労働相談からは、以前相談があった職場から再び相談があり、経営不振による賃金保障の不安などから10人が地域労組に加入し団体交渉で課題の解決をめざしています。

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