神奈川労連

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2020年2月3日

神奈川労連結成30年「組合員みんなで勝ち取ってきた貴重な成果」

1990年1月13日に結成された神奈川労連は、30周年を迎えました。1月11日に新春の赤旗開きも兼ねてレセプションを行い、さらなる飛躍を誓いました。

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最低賃金の当初目標を突破

 30年の間には、様々な運動にとりくみ要求を前進させてきました。ここ10年間を中心に主な成果を確認します。

 神奈川労連は結成以来、最低賃金の大幅引き上げ・全国一律最低賃金制度の確立を掲げ、一貫して運動を進めてきました。

 各組織の青年部などを中心とした「最賃体験」や、全国に広がった労働局前での「ハンガーストライキ」など、最賃運動を牽引するとりくみを進め、2011年からは「少なくとも時間額1000円以上」を求め、組織の総力あげ全国初の「最低賃金裁判」を162人の原告と闘いました。

 神奈川労連発足当時の最低賃金は「時間額520円」でしたが、私たちの運動によって引き上げ、ついに昨年10月1日から当初の目標であった「時間額1000円」を突破しました。最賃を引き上げてきたことによって、賃金の底上げにつながり、神奈川では最賃引き上げが約30万人の労働者の賃上げに直接結びつく状況になっています。

 同時に、まだまだ生活できる水準ではなく、全国一律で時間額1500円以上をめざし運動を強めていきます。

拡大と県労委委員の獲得

 建設労連を先頭に組織拡大にも積極的にとりくんできました。この5年間だけでも新たに加入した組合員は42375人、新たに結成・加入した組織は34になります。ここ数年は神奈川労連全体としては組織減となっていますが、基本的に組織を維持しているのは、組織拡大に正面からとりくんでいるからです。

 そして、組織を拡大してきたことによって社会的役割が高まり、結成以来の悲願であった神奈川県労働委員会の労働者委員について、2010年に選任を実現しました。また、委員会の運営においても先進的な状況をつくり、多くの労働組合・労働者の権利擁護に大きな役割を発揮しています。

解雇・権利侵害との闘い

 闘う労働組合の伝統を引き継いだ神奈川労連は、解雇や権利侵害に対し果敢に闘ってきました。構成組織における争議はもちろん、大企業職場の闘いも支援し、勝利を実現してきました。

 2008年末からの世界的不況の際には、一方的に解雇された派遣や期間工などの非正規労働者の相談にのり組織して、大企業の責任を追及して闘いました。多くの困難もありましたが、JFE、資生堂、いすゞ、日産などの争議を闘い抜いています。

すべての労働者とともに

 格差と貧困が拡がり、労働者の暮らしがますます大変になるなか、神奈川労連への期待は大きくなっています。県内すべての労働者とともに、要求を前進させ組織を拡大するために、新たなステージへ踏み出しましょう。

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