神奈川労連

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労働相談コラム

2008年1月1日

大企業を相手に問題解決

この間、継続的に相談してきた問題が解決にむかって動き出してきました。いずれも大企業職場での相談です。
業界準大手の契約社員のAさんは、産休・育休明けに職場復帰する際に「あなたの働く場所はなくなった」と職場責任者に言われ、相談に来ました。4度の交渉で、(1)原職相当職に復帰、(2)復帰トレーニング、(3)エリア責任者付きにしてスムーズに復帰できるよう責任を持ってフォローする、(4)職場責任者と会社の謝罪で10月に解決しました。「あきらめようかと迷ったが、悔しかった。労組に加入して頑張ってよかった」とAさん。
地場大手のBさんは企業内組合員で、6月に異動を命じられました。その経過で管理職などから不穏当な発言や、不当労働行為まがいの言動もあって、闘おうとしました。しかし、企業内組合は対応できず、10月に脱退して地域合同労組に加入。交渉を続け、12月段階でほぼ問題解決の合意にこぎつけました。
Cさんは大手の派遣社員。派遣先では「長期間働いて欲しい」と言われ、契約を4回更新していました。しかし、有給休暇を申請したところ「業務管理に支障をきたすから、休暇をとったら更新しない」と言われました。派遣元の担当者に相談したら「更新は難しい」と言われ、10月に相談センターに来所。労組に加入して派遣元に交渉を申し入れ、3回の交渉で、(1)次の仕事先を探す、(2)その間の賃金補償などで合意に達しました。
いずれも相手は大手企業でしたが、本人たちが決意を固め粘り強くたたかうなか、解決の流れをつくりだしました。相談の際、どう解決していくかについて率直に話しあい、相談者がたたかう決意を固めていく、ここが大事なことかなと思わされた経験です。

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