神奈川労連

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2013年1月23日

新春旗びらきを開催。

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2013年1月12日、桜木町のブリーズベイホテルにて神奈川労連新春旗びらきをおこないました。旗びらきには、約150名が参加しました。

 

新春旗びらき 挨拶 (要旨) 神奈川労連 議長 水谷正人

あけましておめでとうございます。

(1)まず、1月1日から新しく神奈川労連の専従に就任した副議長の住谷和典さんを紹介します。労働省・厚生労働省に25年間つとめ、年齢は47歳で県国公共闘・事務局長も務めています。労働運動に熱き情念をもっている働かき盛りの幹部です。末長くのお付き合いをよろしくお願い致します。

(2)次に、本日の旗びらきは『最賃裁判』パンフレットの出版記念も兼ねており、この小冊子の紹介をさせていただきます。2011年6月30日に始めた最賃裁判は、原告102人、弁護団56人、サポーター1050人を結集し、毎回の裁判に150人前後を結集する全国初めての注目の裁判に発展しています。この裁判闘争の到達点をまとめ、生活保護基準引き下げをくいとめ、最低保障年金など年金の拡充、均等待遇運動に寄与する、憲法27条の働く権利、25条の生存権、13条の幸福追求権保障を実現する闘いに前進させ、全国各地で『少なくとも最賃は1000円以上にすべき』の裁判に立ちあがり、全国一律最賃の展望を切り開く目的で発行しました。最低賃金を国民生活の最低保障、ナショナルミニマムの基軸にするために奮闘します。ぜひ皆さまにご一読いただき、ご意見やご批判、そして最賃裁判への一層のご支援をお願いします。

(3)さて新しい年になり、春闘の準備を始めています。今日の午前中に開いた評議員会では山田事務局長の提案した春闘方針を満場一致で確認しました。

スローガンは、「なにが何でも憲法と平和を守りいかそう」「なにが何でも賃金と最賃の大幅引き上げを勝ち取ろう」「なにが何でも組織の実増を達成し次世代育成をすすめよう」です。県内に主な事業所をもつ大企業115社の内部留保は83兆円で、この深刻なデフレ経済の中でこの1年間に1兆3千億円も増やし、1000億円以上増やした企業は7社もあります。JPでは現金預金を4兆、NTTでは1兆円もあり、県と横浜市から155億円も税金助成金を受けている日産自動車は現金を8千億円ももっています。この内部留保のたったの0.92%で1万円、2.76%で3万円の賃上げができて経済波及効果は莫大なものがあります。生活改善と景気回復に直結する賃上げ闘争をなにが何でも前進させる固い決意をかためる旗開きにしようではありませんか。

(4)この年末年始に勤労者通信大学の基礎コース、労働組合コース、憲法コースの教科書をもう一度読み直しました。労働運動の歴史的教訓の重要な一つに、経済闘争と政治闘争を結合してたたかえば要求が前進し、政治も変えられることにあります。今年は7月の参議院選挙をはじめ横須賀・横浜・川崎市長選挙と各種議員選挙が目白押しの年です。選挙の年と聞くと憂鬱な顔をする人もいますが、要求実現に直結する選挙を労働組合運動としていかに本格的な取組みにしていくのか、しっかりとした深い議論をおこない、選挙は要求実現の絶好のチャンスとして積極的に闘いぬこうではありませんか。『明日の天気は変えられないが、明日の政治は「選挙」で変えられます』。

(5)神奈川労連傘下と友好団体では、沢山の仲間が争議を闘っています。すべての争議を早期に解決するために力を結集しましょう。特に日産、いすゞ、資生堂の非正規争議では、4月に自由法曹団とともにヨーロッパ視察に出掛け、フランスのCGTも訪問し、世界の常識、世界の働くルールの水準を活かす争議に発展させたいと思います。

(6)昨年秋の拡大月間では4,374人新しい仲間を拡大し、14番目の地域労組を県中部労連で結成しました。今年はまさに実増を勝ち取るために、地域から地域労連と地方単産を大きく強くする拡大運動をさらに発展させていきます。

なにが何でも、憲法と平和を守り活かすために、お互いに力を合わせて頑張ろうではありませんか。

以上挨拶とします。ありがとうございました。

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