神奈川労連

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労働相談コラム

2016年7月4日

同一労働同一賃金

 ある全国組織の団体で働く女性からの相談です。

 派遣で7年働いて、2年前から直接雇用になりましたが、雇用形態は一年更新の嘱託です。「TVニュースで同一労働同一賃金の法律ができると言っていたが本当なのか」という質問でした。

 嘱託になっても9時から5時まで正規の職員と同じ仕事をしているのに毎月の賃金は派遣のときと変わらず、僅かなボーナスと交通費が出るだけだということ。職能給も同年代の正規職員は三級なのに新人と同じ一級のままです。転職も考えましたが、同一労働同一賃金になる希望があれば頑張ろうと思っての相談でした。

 職場の労働組合とも相談して無期雇用への切り替えを要求していくことを勧めました。

 安倍首相は同一労働同一賃金を取り入れると言いながら、派遣法を改悪し、正社員の残業代ゼロ法案を狙っています。いま求められていることは非正規から正規への転換を進め、最低賃金の引き上げ、残業時間の規制です。

 また、労働組合は非正規労働者の待遇改善をとりくむことが必要です。

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