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2023年9月1日

「それでもやるの?インボイス」~消費税ネット パネルディスカッション~

消費税とは?

 消費税は、消費者が納めている税金ではありません。法律にもそんなことは書かれていません。あくまで事業者が売り上げにかかる消費税額から、仕入等の際に支払った消費税額(仕入控除額)を差し引いて、納税する制度です。

 よく「免税業者は、消費者が払った消費税分を儲けている。益税がある」という話しがありますが、消費税は消費者からの「預り金」ではありません。売上が1千万円未満であれば、消費税額が発生しないのであり、「益税」などありません。

責任を押しつけ

 10月1日から実施が強行されようとしている「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」によって、何が変わろうとしているのか、どんな影響が出てくるのか、改めて考え今後の運動につなげていくパネルディスカッションが、8月5日に消費税ネットの主催で行われました。

 税理士やライター、フリー編集者、軽貨物ユニオンの方々がパネリストになり、様々な問題や課題が明かになりました。

 インボイス制度によって変わるのは、免税業者の発行する請求書では、仕入控除ができなくなるということです。仕入控除ができなければ、取引相手の事業者が納める消費税額が増えることになります。そのため、取引事業者から適格請求書(インボイス)発行事業者に登録することが「お願い」されることが起こり、登録すると消費税を納めなければいけなくなり、免税業者ではなくなります。

 この制度の酷さは、大増税であるにもかかわらず、税務署(政府)が「消費税を納めなさい」と言うわけではなく、「増税分を誰が負担するかは、取引業者間の交渉で決めて」と、あたかも責任を民間事業者に押しつけていることです。
 実際に現場では、フリーランスなど立場の弱い事業者が、登録を強要されたり、「登録しないなら、消費税分を差し引いた代金」と言われることが起きています。また、「下請業者に負担を押しつけることはできない」と、控除できない分を自ら負担する事業者もあるなど、矛盾が広がっています。

廃業を検討

 ディスカッションでは、神奈川労連に加盟する建交労の軽貨物ユニオン・高橋委員長が、組合員などからのアンケート結果を報告。登録申請していない方が6割を超えていること、減免措置など制度の内容が知られていない、4割の方が廃業を検討するなど、深刻な状況を告発しました。「インボイス即時廃止!その一択だけ!」、「何が聞く力?ペテン師政権!政権交代!」、「増税、増税、うんざりです」など怒りの声も多数寄せられています。

 フリー編集者の方などからも、フリーランスで働く人が多い業界のアンケート結果が紹介されました(上記参照)。そして、マンガで消費税・インボイスの酷さを告発するとりくみや、地方議会への働きかけ、ネット署名のとりくみなどが報告され、たとえ10月から強行されても、あきらめずに廃止にむけて運動を進める強い意志が語られました。

大増税への地ならし

 インボイスが強行されれば、事業者の負担が増え、結局は国民全体の負担が増えることになります。そして、インボイスの真の狙いは、消費税大増税のための地ならしです。制度をこのまま許せば必ず、大増税につながります。労働者全体で反対し、中止・廃止に追い込みましょう。

 

インボイス制度が始まったらあなたの仕事は増減すると思いますか?エンタメ4団体アンケート結果まとめ

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