神奈川労連

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労働相談コラム

2021年7月15日

パワハラをなくすために

 大手の衣料販売店で働く方から電話相談です。

 チーフの勘違いで、やっていないミスの事で、とにかく「すみません」と言えと強要され、2時間も説教をされた。前からチーフの態度に不満だったので、店長(3店舗兼任で非常駐)に話し数日休むことになった。チーフは、日頃からレジでミスをすると足を踏んできてそれがとても嫌。デコピンも数回されている。知人からはパワハラだと言われ、これ以上一緒に仕事をしたくないので、チーフに異動してもらいたいというもの。

 まずは店長に話して、回答によっては、引き続き相談することにしました。

 4月にも、スーパーで働いていた方から同様な相談を受けました。

 「10年も勤務して責任ある仕事も任されてきたが、新店長に疎ましく思われていた。ある日みんなから見える場所で、やっていないのにやったと怒られ、反論したが取り合ってくれず悔しくて泣いてしまった。それが原因でメンタル不調になり働けないから退職してしまった。しかし、納得できずなんとかしたい」。相談継続中です。

 脅迫、名誉棄損、侮辱、暴言など精神的な攻撃もパワハラです。

 パワハラだと思ったら、「いつ、誰が、どのようにどういうことを行ったのか」、「なぜ行われたのか、その場にいた人は誰か」などを細かく記録しておくことが大事です。

 2020年6月から労働施策総合推進法改正によりパワハラ防止措置は事業主の義務となりました。泣き寝入りしないで、上司や労働組合に相談して交渉することが、職場からパワハラをなくすために重要です。

 不当なことには声をあげる勇気が必要です。だからこそ、労働組合に加入する、労働組合をつくることが大切だと思います。

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