やれんのか!勝てんのか!最低賃金裁判!やってみたら面白い!裁判のすすめ

2011年6月30日、原告50人が国を相手に歴史上初めての最賃裁判に立ち上がりました。その後、原告に名乗りをあげる人が増え続けています。このパンフをお読みいただき、裁判の意義を深め、更なるご理解とご支援をお願いします。また、一緒に裁判に立ち上がる地方・地域の仲間の一助になればと願っています。


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5裁判準備と提訴後の経過と到達点512●発端   最低賃金裁判の検討は、2010年10月から始まりました。この年、神奈川県の最賃は全国最大の29円アップで818円。東京821円と並び初めての800円越えの到達点を築きました。しかし、多くの都道府県が中央の目安を5円前後上回って最賃引き上げへの独自性を発揮する中で、全国で唯一1円下回ったのです。「今までの運動の延長線上では最賃時給1、000円以上への展望を主体的に勝ち取るには足りない」。この危機意識を共有した弁護士、労働組合役員で相談会を重ね、2011年1月神奈川労連評議員会で「最低賃金裁判の意義と目的」を確認、本格的準備に入りました。●やれんのか 最賃裁判原告100人・サポーター1、000人組織化を神奈川労連の幹事会で意思統一をしたものの、提訴予定日二週間前になっても原告が14人、サポーターが100人余りという到達点でした。弁護団から「これでは社会的インパクトにならない。少なくとも原告50人を」とハッパをかけられる始末。ここから各単産の労組役員が本気になって労組員、家族・親族に当たりまくり6月30日に50人の原告で第一次提訴、8月3日18人、翌2012年5月23日に34人が追加提訴し合計102人の大原告団となりました。サポーターも県内はもちろん全国から続々と集まり、1、000人を突破しました。現在も第4次原告登録者が増え続けています。●当事者である原告の迫力法廷では原告団を代表して8人の意見陳述がおこなわれました。①トリプルワークで必死に3人の子育て裁判後の報告集会


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