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2018年11月2日

秋の拡大月間(10~12月)スタート 東横惠愛病院労組が医労連に加入

 神奈川労連は、10~12月を「秋の拡大月間」として呼びかけ、各組織においてとりくみが進められています。スタートとなる10月1日には、新しい組合が県医労連に加盟しました。

不当配転がきっかけ

 加盟したのは、川崎市内の精神科・心療内科を専門とする「東横惠愛病院」において組織されていた「東横惠愛病院労働組合」です。現在の組合員は8人です。

 同労組は、2017年の3月に結成されました。結成のきっかけはある病棟科長に対する突然の異動命令でした。異動先の部署は「島流しの部署」と言われ、ほぼ仕事を与えられず、仕事中に「帰れ」と言われたこともありました。

 当事者の病棟科長が発起人となり、労働組合を結成しました。武蔵小杉合同法律事務所のバックアップもあるなかで、不当配転については労働審判において勝利解決を実現しました。

弁護士からアドバイス

 当事者の病棟科長は退職しましたが、その意思を受け継ぎ新たな執行部が組合活動を継続しています。不当配転問題の解決後も、作業療法士の雇用形態変更の強要や、医師の雇止めなど矢継ぎ早に様々な相談を受け、苦慮していたところ、弁護士から「これからの様々な組合活動をより充実させるため、医労連に入ったほうが良い」とアドバイスされ、組合員の賛同を得て加盟を決断しました。

残業時間などで成果

 この間のとりくみでは、不明瞭だった36協定の代表者選出方法の明確化や、残業時間について労働基準法通りに1分単位で算定させるなど、要求を実現してきました。

一方で、当局は第二組合をつくるなど、職場内の絞めつけを強めています。就業規則に「組合活動の禁止」が記載されていたり、理由をつけて団体交渉に応じないなど、解決させていく様々な課題もあります。

 労働組合として、組合員・職員向けにアンケートを実施し、直接口に出せない相談事を情報として集めることや、労働組合のFACEBOOKやブログを開設して情報発信するなどのとりくみを始めています。

働きやすい職場を

 アンケートには、「医師から、情報を共有しない・指示したことを『言った覚えがない』と言い張るなどの、看護士へのパワハラがある」との回答もあり、組合としてのとりくみを検討しています。執行委員長の丸山さんは、「労働者だれもが楽しく働きやすい職場環境づくりをめざし、運動を展開していきます」と決意を語っています。

全国一般でも新組合

 神奈川労連全体の到達では、1000人を超える拡大が進んでいます。特徴としては、横浜市従や全労働といった公務職場において、非正規労働者への継続した働きかけによって組合員が増えています。

 また、全労連・全国一般では警備会社において新しい組合が結成され、2ケタの労働者が加入してきています。9月の神奈川労連大会では、組織拡大を最重点として確認しました。この秋に、すべての組織・職場で新しい組合員を迎え入れ、要求実現の力にしましょう。

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上の写真=県医労連大会で加盟を記念する組合旗が贈られた

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