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2018年8月10日

新組合ができました!福祉保育労「みなと分会」

 横浜市にある一般財団法人経営の認可保育所「アメリカ山徳育こども園」などで働く18人が、福祉保育労神奈川県本部に加入。約半年間、組合の学習や結成にむけた相談を重ねたうえで、6月27日、かながわ労働プラザで「みなと分会」結成総会を開催し、組合活動をスタートさせました。翌28日には、法人へ組合結成を通知し、団体交渉の申し入れもおこないました。

一時金も削減

 「アメリカ山徳育こども園」では、1年単位の変形労働制がとられ、この間、残業代がごく一部しか支給されないことが続いたほか、就業規則や給与規定も見ることができず、一時金も削減されました。こうした事態に、「賃金を引き上げてほしい」、「就業規則・給与規定を明らかにしてほしい」という要求が広がり、運営面でも「もっと現場の声を受けとめてほしい」という声があがりました。

 結成総会では、組合に加入した分会員が「私の要求」をパネルに書いて紹介。全員から、それぞれの言葉で、組合結成への思いが語られ、県本部の佐藤書記長からは、「みなさんが入ってくれて、本当にうれしい。職場に改善を求めつつ、横浜市や県、国にも声をあげていこう。良い保育がしたいという一番大事な部分を忘れずに活動をして、振り返りができる職員集団にしていこう」と呼びかけがされました。

みんなで良くする

 分会長になった小澤さんは、「冬の一時金が説明もなく10万円も減らされた時に、ストライキをしたいと思い、調べて労働組合が必要だということがわかった」、「今までは、代休が無い事や給料が低すぎることに対して個人的に理事長と交渉をしていたが、口約束が守られなかったりトラブルにもなったりした」と、組合結成に至る経過を説明。

 そして、「これまでは『私の賃金を良くしたい、処遇を良くしたい』という考えが大きかったが、組合を知り、みんなで良くするにはどうしたら良いのか、考えるようになった」と話し、「保育園の先生方は、職場の大変な状況にも献身的に頑張りすぎてしまいます。そんな先生たちの少しでも助けになりたい、役に立ちたいと思います」と決意が述べられました。

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