神奈川労連

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労働相談コラム

2012年8月1日

大企業労働者の相談からの組織化

グローバル化という名目の大リストラが進められている。電機情報産業では11万人以上の人減らし、そして工場閉鎖が次々に発表され、地域経済にも大きな悪影響を与えています。

私の受けた相談にもリコーに働く労働者の奥さんと、NECに働く労働者から退職強要の相談がありました。リコーには労働組合がなく、NECには労働組合があるものの何の役にもたたないというものです。それぞれ電気情報ユニオンと懇談会を紹介して一緒に闘う事を呼びかけました。

電機情報ユニオンや電気労働者懇談会はリストラ職場に継続的にビラ入れ活動を行い、直接相談を受ける事例も多いそうです。

東京の方で東芝関連企業の退職強要に対し5名の労働者がユニオンに加盟し闘っています。NEC懇の「リストラを考えるシンポジウム」には今まさに退職強要を受けている労働者が9名も参加したそうです。その後も相談者は増えつづけ30名超に。ユニオンの加入者も10名になろうとしているとのことです。

大企業による人減らしリストラのシワ寄せ、日本経済の落ち込みによって労働相談が増加しリーマンショック後の相談件数に近づいています。現場の相談員として感度良く相談を受けとめ仲間を増やしていきたい。

さて最近の相談を一つ、若い男性からパワハラの相談。20人ほどの事業所だが会社は大企業だという。「昨年の9月からパワハラを受け頭にきたのでツイッターに書き込み最近公開した。事態を聞きつけた上司から、『それは本当か、今後もやるのか?』と聞かれた。今日、その上の上司から事実確認をしたいと呼び出しがあったがどうするか」というもの。

パワハラの事実を率直に訴えて改善してもらうこと。改善されればツイッターには書かないとともに、会社に不利益を与えるつもりはまったく無いと言うことを伝えました。就業規則を良く読んでおくことも大切とアドバイスしました。

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