神奈川労連

憲法を職場と暮らしに活かそう!あなたも労働組合へ!
トピックス

2017年3月6日

「若者の使い捨てを許さない」グリーンディスプレイ裁判

草花の生産、販売、ディスプレイなどを行う会社「グリーンディスプレイ」で働いていた渡辺航太さん(当時24歳)が、2014年4月に過酷な勤務による疲労から帰宅途中に原付バイクの単独事故によって死亡しました。

 母親の淳子さんが、「息子が亡くなったのは過労が原因」、「若者を使いつぶすブラックな働かせ方をやめさせたい」と裁判に立ち上がったものです。

求人票とまったく違う

 被告企業の求人票には「試用期間なし」、「残業月平均20時間」と記載されていました。しかし13年10月に航太さんが実際に働きはじめてみると、当初はアルバイトとしての勤務を強いられ、しかもアルバイトにもかかわらず週6日のフルタイム勤務、過労死ラインを超える100時間以上の残業、深夜早朝に及ぶ不規則な長時間労働に従事させられました。

 14年4月にやっと正社員に採用されましたが、労働条件はアルバイトの時と変わらず、ほぼ1か月後の4月24日に、22時間連続の勤務を終えて帰宅中、長時間労働による極度の心身の疲労と睡眠不足により、電柱に激突し若い命を落としました。

ブラック企業根絶の運動に

 裁判を支えていく組織として、15年12月に「支援する会」が結成され、裁判傍聴など法廷闘争を支援するとともに、ブラック企業根絶の運動として位置付け、社会に問題提起する運動を行ってきました。

 また、求人詐欺として刑事告発や厚労省への要請を行い、厚労省は対策に乗り出しています。

企業が訴訟に圧力

 法廷闘争のとりくみとしては、大原記念労働科学研究所の佐々木上席主任に依頼し、鑑定書を提出。不規則勤務、深夜勤務による疲労の蓄積と事故の因果関係を科学的知見にもとづき立証しました。

 女子更衣室を仮眠室とするなど安全衛生法に係る問題でも被告企業の主張が変更し先細りとなっています。追い込まれた被告企業は、原告のパワハラ行為の告発に対し、事実無根として名誉棄損の訴訟圧力をかけてきています。

 裁判は主張がほぼ出尽くし、証人尋問など山場を迎えます。毎回の裁判には、いの建センターや国民救援会、過労死を考える家族の会、POSSEや大学生など多くの支援者が参加し、傍聴席を埋めています。署名や傍聴などいっそうの支援をお願いします。

新着情報

過去記事一覧

PAGE TOP