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2015年11月30日

「日立で大リストラ」かながわ対策会議を結成

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 電機情報産業では大規模な合理化・リストラが続いており、人員削減の総数は27万人を超えています。
 県内にいくつもの事業所がある日立製作所においても大規模なリストラが進められています。特に問題になっているのが、横浜戸塚の事業所で数百人の労働者の雇用が奪われようとしています。すでに管理職に対するリストラは遂行されており、一般従業員に対しても退職を迫る個人面談が始まっています。

ボロ儲けをしている

 しかし、日立製作所の昨年度の売上は9兆7千億円、営業利益は過去最高の6千億円を超え、内部留保も3兆円を超えて電機産業では最高額になっています。経営的にリストラをする理由は何もありません。

 しかし、さらなる収益をめざす日立は、固定費削減・人件費削減をなりふり構わず進めており、労働者を早期退職や人材派遣会社での再就職斡旋によって、社外に放逐しています。もっとも特異なのが出向制度です。普通の企業であれば、出向は期限が来れば元の会社に戻ります。ところが日立では、「出向差出」といって出向先から戻れない片道切符になっています。事実上の転籍強要ですが、「出向」という名で労働者が拒否できないという悪質なやり方です。

 こうした日立の「黒字リストラ」「常時リストラ」という異常なやり方に反対し、労働者の雇用とくらし、地域経済を守る目的で、「日立リストラかながわ対策会議」を11月28日に結成しました。

 結成当日には、日立で働く仲間も「攻撃に負けずがんばりたい」と決意を表明。対策会議では早速、戸塚事業所の門前で「辞める必要はありません」「ともに闘いましょう」と訴える宣伝行動を実施し、多くの労働者がビラを受け取り、実際の面談では「日立を辞めません」との宣伝効果も出ています。

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