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労働相談コラム

2014年11月4日

電材産業のリストラに反撃

今回は電機情報ユニオンの事例を紹介します。日立関連の会社から子会社に出向させられていたTさんは、35人程の部下を持つ課長職でした。

両親の介護をしていましたが、父親がやっと特養老人ホームにはいることができたのに、今度は母親の介護が大変になってきました。奥さんにはこれまでも大きな負担をかけていたので、自分も介護にとりくもうと思い出向先の上司に「介護している親の世話をするため定時間で帰宅させてほしい」と申し入れた途端、出向元の上司から「早期退職をして両親の面倒を見たらどうか」と退職勧奨をされました。退職するわけにいかないTさんは家の近くで見かけた「なんでも相談してください」という共産党の事務所に相談したところ電機情報ユニオンを紹介されました。

早速、役員の人と相談し「育児・介護支援」の法律があることなどを学習して、上司と面談し、「電機情報ユニオンに加入して相談しています。介護を支援するべき会社が退職させるのはおかしい」と跳ね返して、職務に就くことになりました。

今、電機の職場ではグローバル化という名目で、24万人以上の人減らし合理化がすすめられています。特にひどいのがルネサスエレクトロニクスで6000人もの広域配転を内示して、移動できない人への自主退職を面談で迫っています。

職場からは「家庭の事情や病気で動けない人もいます。わたしも4回も面接を受けており、6千人の異動は合法的な解雇のように思える」「この移動計画を阻止してほしい」などの訴えが届いています。

労働相談も相次いで寄せられており、電機情報ユニオンに加入して闘う仲間も生まれています。

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